神戸酒心館

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震災の日、防災訓練(2024年1月17日)

神戸酒心館

1995年に発生した阪神淡路大震災から29年という時間が経ちました。
震災により蔵の倒壊など大打撃を受けた当社も、本当に多くの方々からのご支援のおかげで、今の酒造りを続けることができております。
心より厚く御礼申し上げます。

また、本年は2024年1月1日に能登半島での大地震により、阪神淡路大震災と変わらないような大きな被害が出ております。

震災の日である1月17日は多くの犠牲者の方々を追悼する日であり、また防災への意識をさらに高める日でもあります。
神戸酒心館では震災の日に際して、2024年1月17日に従業員の防災意識を高めるため、避難訓練を行いました。

阪神淡路大震災では、神戸市のほぼ全域で断水および停電になりました。
その経験から、災害時には、水と電気の供給が大きな課題です。

神戸酒心館は神戸市と日産自動車(株)と「災害連携協定」を締結し、災害時に不可欠である電気と水を電気自動車を使って市民の皆様に供給できる体制をつくっています。
日産自動車の「リーフ」「サクラ」などの電気自動車は、通常の自動車の機能に加え、家庭に電気を供給できる蓄電池としての機能もあり、近年、BCP対策として注目されています。
当社では、醸造用に使用している72,000リットルの貯水槽の水を、酒造りのみならず災害時における近隣住民の皆様への飲料水供給装置としての活用も想定しています。

今回、改めて従業員で防災の意識を高めるため、会長の安福幸雄が体験した当時の大変な状況を知るとともに、電気自動車からの電気の供給と貯水槽から水をすぐに供給できる訓練も行いました。

私たちは「常に備える」ということを忘れないとともに阪神・淡路大震災の記憶を風化させず、防災への取り組みを行います。

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