作家メッセージ_馬渡喜穂_日本の手仕事展2022
2022年10月6日(木)から10月11日(火)まで開催される「日本の手仕事展2022」。
出展する作家の皆さんは14名です。
作家から皆さんへ、メッセージを週替わりでお届けします。
«くらしに愛と潤いを»
〜優しき金属「錫」と出会い魅せられて60年
デザインを通して”ものづくり”を知り、いつの日からか気がつけばクラフトマンとして錫器づくりに打ち込む日々を過ごすことになりました。
私のものづくりのコンセプトは「伝統の技」と「機能美」をよりシンプルに追求したものです。時代の流れにそって形、機能など、くらしの中にいかにマッチングさせ、生活に潤いを提供できるかを目指しています。錫をベースとしたものづくりですが、「竹」「木」「ガラス」「漆」「陶」「金属」など異なる素材を錫に組み合わせることで新たなデザインスタイルも生み出しています。
デジタル化の流れが急速に押しよせ、私たちのくらしは大きく変化しました。
しかし、いま一度くらしの足元を見つめ直せば、人間的にバランスのとれたくらしに必要な「便利さ」が見えてくると考えます。
«くらしに愛と潤いを»を心に、日々のくらしに使うことで喜びを感じられるものづくりを目標としています!
クラフトマン
馬渡喜穂
Yoshiho Mawatari
投稿日:2022.8.6