植田良子（Ryoko Ueda）＜日本の手仕事展2023＞

日本の手仕事展2023　～持続可能なものづくり～

木工作家　Woodworker
植田良子　Ryoko Ueda

【作家メッセージ】
木工品の製作にあたって常に意識していることは、自分が生活の中で身近に置いておきたいもの、使いたいもの、気軽に使えるもの、そして何より安全で長く使えるものです。
特に椅子の製作に関しては、自分の年齢や身長を参考に日本人の女性が使いやすい高さ、高齢者でも持ち運びできる重さなどを心がけています。
まだまだ芸術性という面で勉強不足なのでこれからはその方向も目指して行きたいと思っています。
どんな小さなものであっても、何か一つ無垢の木のものを置いていただくだけで家の中の雰囲気が変わることがあります。
木の自然な色や手ざわりをぜひ楽しんでいただきたいと思っています。

【Artist’s Message】
When making woodwork, I always keep in mind that it should be something that I want to keep close to me in my daily life, something that I want to use, something that I can use easily, and above all, something that is safe and can be used for a long time.
In particular, when making chairs, I take into consideration my own age and height to make sure that the height is comfortable for Japanese women and the weight is light enough for even the elderly to carry around.
I still have a lot to learn in terms of artistry, so I would like to continue in that direction in the future.
Just one simple wooden object, no matter how small, can change the atmosphere of a house.
I hope you will enjoy the natural color and texture of wood.

【経歴・受賞歴・出展歴など】
大阪工芸協会理事

WOODWORK良風
大阪の池田市で無垢の木を使って、小さな家具や食器、小物を作っています。
木の手触りや匂いを楽しみながら、長く使っていただけることを心がけて作っています。

2007年　「木工塾年輪」「木の工房つどい」で木工を学ぶ。
2011年　せっつ鳥飼銘木まつり　市長賞受賞
2016年　大阪工芸展　入選
2016年　新美工芸展　入選
2017年　大阪工芸展　近畿経済産業局長賞受賞
2018年　大阪工芸展　産業工芸大賞受賞
2021年　大阪工芸展　工芸準大賞