震災の日に際しての防災訓練を実施しました(神戸酒心館×日産自動車)
1995年に発生した阪神淡路大震災から28年という時間が経とうとしています。
震災により蔵の倒壊など大打撃を受けた当社も、本当に多くの方々からのご支援のおかげで、今なお伝統の酒造りを続けさせていただいております。
心より厚く御礼申し上げます。
私たちにとって、1月17日は多くの犠牲者の方々を追悼する日であり、また防災への意識をさらに高める日でもあります。
神戸酒心館では震災の日に際して、2023年1月16日に従業員の防災意識を高めるため、避難訓練を行いました。
また災害時には電気などのインフラが一時的に使えなくなることが想定されます。
そこで、日産自動車株式会社と兵庫日産自動車株式会社の協力のもと、電気自動車に理解を深める講習をいただき、蓄電池としての利用するための訓練を実施いただきました。
日産自動車の「リーフ」「サクラ」などの電気自動車は、通常の自動車の機能に加え、家庭に電気を供給できる蓄電池としての機能もあり、近年、BCP対策として注目されています。
当社では、醸造用に使用している72,000リットルの貯水槽の水を、酒造りのみならず災害時における近隣住民の皆様への飲料水供給装置としての活用も想定しています。
神戸市と日産自動車株式会社、株式会社神戸酒心館は「災害連携協定」を締結し、災害時に不可欠である電気と水を電気自動車を使って市民の皆様に供給できる体制をつくっています。
私たちは常に自然の賜物に感謝し、日本文化の継承を行いながら、阪神・淡路大震災の記憶を風化させず、皆様が安心して暮らせる魅力と活気に満ちた神戸であり続けることを目指してまいります。